【自動車事故】高齢者の運転能力の低下
運転能力の低下
高齢者の事故が増えています!!
加齢による運転能力の低下に注意しましょう!!
認知症
高齢が進むと認知症の運転手も増加します。
2012年11月、宮崎県えびの市で男児3をはねて逃走した男が道交法違反(ひき逃げ)で逮捕されました。
この男は76歳になっており裁判で「認知症のため事故当時は心神耗弱の状態にあった」と主張しました。
宮崎地裁都城支部は、「認知症の症状は認められるが,交通ルールや安全確認の必要性の認識などの能力に問題ない」としてこれを認めず懲役1年2ヶ月(求刑は懲役2年)実刑判決になりました。
認知症は,認知伊機能が低下する病気で対向車線に出たり、記憶障害で事故を起こしたことを忘れてひき逃げ事故を起こすケースがあります。
このため,75歳以上の人は運転免許の更新時に認知機能検査が義務付けられました。
認知症と診断されると免許は取消されます。
更新間隔は5年以上なので周りの人のチェックが重要になります。
当人から言い出すのは難しいので周囲の人が認知症の疑いのある人に運転免許の自主返納を勧める必要があります。
脳の「白質病変」になると右折が苦手に
加齢や動脈硬化などで脳の細胞間に隙間ができる「白質病変」が起きると車の運転で右折のような複雑な動作が苦手になるとの研究発表がありました。
白質病変は、認知機能が低下する前でも発生します。
白質病変でない人と運転を比べてみると以下が見られました。
- 左折では、どちらも差は見られません
- 右折では、白質病変の人のグループふらつきが多くなる
- 別の考えをしていると運転の違反が3倍に増える
高齢者の運転
認知症や脳の劣化などの症状が出ると免許を返納しましょう!!
これらの症状は,認知機能検査やMRI検査で診断できます!!