【任意保険】示談交渉
示談交渉
交通事故は示談交渉で終わりになります!!
保険会社が行いますが解決しないこともあります!!
示談
示談は、お互いに譲歩して折り合うことのできる合意点を探し出し争いを止める約束をいいます。
交通事故は、加害者側の保険会社との示談によって、金銭を得ることで一応の解決になります。
示談に合意すると、加害者側の保険会社は、示談で合意した金額を被害者側に支払います。
示談で示談金が支払われるとその後はお金を保険会社に請求できません。
例外として、当初予見できなかった後遺障害が発生した場合があります。
示談交渉までの流れ
事故が発生し示談交渉までの流れは、以下のようになります。
- 交通事故の発生
- 警察と保険会社への連絡と事故処理の確認
- ケガの場合は病院に行く(強度の場合はすぐに)
- 治療の開始
- 完治すると加害者側の保険会社と示談交渉の開始(完治はここまで)
- 症状が固定(症状に大幅な改善が見込めないと判断される時期)まで治療
- 後遺障害等級認定の申請
- 加害者側の保険会社と示談交渉の開始
示談が解決し示談金が支払われるまでの治療費や休業補償金は、加害者側の保険会社が立替えて支払い示談金で清算します。
示談交渉の始まる時期
示談交渉が始まるのは、損害額が算定できるようになってからです。
- 死亡事故の場合
示談金には葬儀関係費用が含まれます。
従って、お葬式が終わって葬儀関係費用が確定した時点で本格的な示談交渉が始まります。
- ケガをして行為障害等級の申請を行わない場合
治療が終了した時点で本格的な示談交渉が始まります。
- ケガをして行為障害等級の申請を行う場合
後遺障害等級申請をすると、どの等級に該当するかを加害者側の自賠責保険会社または任意保険会社から連絡があります。
この後遺障害等級申請で回答が帰ってきたときから本格的な示談交渉が始まります。
示談交渉の流れ
示談交渉は、以下のように進みます。
基本的に加害者側の保険会社と被害者側で行われます。
- 損害額の計算
- 示談案の作成・提示
- 交渉
- 交渉が合意した場合は示談書を作成し示談終了
- 交渉が合意しない場合は裁判所への手続きをして和解または判決等
示談に含まれる費用
示談には、以下の費用が含まれます。
- 治療関連費用
- 看護料
- 入院雑費
- 通院交通費(障害事故の場合)
- 休業補償
- 葬儀関係費用(死亡事故の場合)
- 死亡慰謝料(死亡事故の場合)
- 損害慰謝料
- 障害慰謝料
- 逸失利益
- 後遺障害慰謝料
- その他(将来の介護費・装具購入費、事故で鍼灸が遅れた場合の学費など)
示談交渉
示談交渉は大変ですが合意すると原則以降の請求はできません!!
このため慎重な損害計算や後遺障害等級の診断・申請は必要です!!