【任意保険】事故相手先への高額賠償
任意保険
高額事故賠償判決が続いています！！
事故相手先への補償は無制限です！！
自賠責保険の補償
自賠責保険は対人賠償だけで対物への賠償はありません。
対人賠償も上限があります。
- ケガは１名につき最高１２０万円
- 後遺障害で常時介護が必要な場合は最高４，０００万円
- 後遺障害で随時介護の場合は最高３，０００万円
- 後遺障害で３，０００万円（１級）〜７５万円（１４級）
- 死亡した場合は最高３，０００万円
任意保険に加入していないとこの額を超えた額は自己負担になります。
この範囲に収まらない高額事故賠償判決が続いています。
相手先の物への補償や自分と同乗者の補償は、任意保険への加入が必要です。
高額人身事故判決
２０１３年の損害保険料率算出機構の統計によると人身事故で以下の賠償判決が出ています。
| 判決年 | 裁判所 | 事故 | 賠償額 | 被害者 |
|---|---|---|---|---|
| 平成２３年 | 横浜地裁 | 死亡 | ５億２，８５３万円 | ４１歳開業医男性 |
| 平成２３年 | 横浜地裁 | 後遺障害 | ３億９，７２５万円 | ２１歳大学生男性 |
| 平成２３年 | 名古屋地裁 | 後遺障害 | ３億９，５１０万円 | ２０歳大学生男性 |
| 平成１７年 | 名古屋地裁 | 後遺症 | ３億７，８８６万円 | ２９歳会社員男性 |
| 平成１９年 | 大阪地裁 | 後遺障害 | ３億７，８８６万円 | ２３歳会社員男性 |
対人賠償責任保険
対人賠償責任保険は、相手先の車の運転者・同乗者、自分の車の同乗者、歩行者にケガをさせたり死亡させた場合に自賠責保険の保険額を超えた分の保険金を支払います。
自分の車の同乗者に同乗していても以下は対象になりません。
- 運転している自分
- 同乗している家族
自分の車に同乗していた友人等の家族以外の同乗者は補償の対象になります。
対人賠償保険の賠償額の比率
２０１２年損害保険料率算出機構の資料によると死亡事故の賠償額の比率は、以下のようになっています。
- １，０００万円までが０．６％
- １，０００万円〜２，０００万円が８％
- ２，０００万円〜４，０００万円までが５０％
- ４，０００万円〜１億円までが４０％
- １億円以上が１．４％
高額物損賠償判決
対物でも、１億円以上の高額賠償判決が続いています。
| 判決年 | 裁判所 | 損害額 | 対象物 |
|---|---|---|---|
| 平成６年 | <神戸地裁/td> | ２億６，１３５万円 | 洋服等の積荷 |
| 平成８年 | 東京地裁 | １億３，５８０万円 | パチンコ店 |
| 昭和５５年 | 福岡地裁 | １億２，０３７万円 | 電車・路線・家屋 |
| 平成２３年 | 大阪地裁 | １億１，７９８万円 | トレーラー |
| 平成１０年 | 千葉地裁 | １億１，３４７万円 | 電車 |
道路での物損事故の補償額は、以下のようになっています。
- 進行期は８０〜２２０万円（工事費・支柱こみ）
- 道路標識は１８万円
- カーブミラーは２０万円
- 道路案内標識は１００万円以上
対人賠償責任保険
運転している自分と家族は補償対象になりません！！
家族以外は自分の対人賠償責任保険の対象です！！
