【自動車保険重要事項説明書】自己負担額
自己負担額
自己負担額の設定は保険料の算定に大きく関係します!!
補償額が少額の場合自己負担額を設定した方が有利になります!!
以下の金額は、損保ジャパン「THE クルマの保険」を例に示します。
自己負担額
対物賠償保険と車両保険は、2つの方法で自己負担額を設定できます。
- 定額方式(複数の事故でも自己負担額は1回目の事故と同額)
- 増額方式(2回目以降の事故は1回目の事故の自己負担額より増額)
自己負担額の設定は、事故が発生した場合設定金額までは、保険から保障されません。
しかし、自己負担額の設定は、以下のメリットがあります
自己負担額を設定するメリット
車両保険をつけると保険料が高くなりますが自己負担額を設定すると保険料を節約できます(保険料は補償内容や年齢等で大きく変わりますので以下の金額は比較的定額のケースです)。
- 割引率を決める20等級充実プランで車両保険をつけないケースの例では年額51,870円
- 同じ条件で車両保険(中古車で75万円)つけるケースの例では年額107,190円
- 同じ条件で車両保険に自己負担額5万をつけるケースの例では年額94,750円
事故で保険を使うと3等級下がります。
20等級の方が事故で保険を使うと17等級になります。
20等級と17等級の保険料の目安を以下に示します。
- 20等級で車両保険の自己負担額のないケースケースの例では年額107,190円
- 17等級で車両保険の自己負担額のないケースケースの例では年額131,170円
保険を使うと3等級下がるので、元に戻るのに3年かかりこの間の保険料は高くなります。
最大割引の20等級より低い等級では、さらに保険料の増加が大きくなります(事故がないと保険料が下がり続けるので)。
補償金額が少ない場合は、補償額より保険料の増額の方が大きくなるケースがあり、この場合は保険を使うメリットがありません。
自己負担額
保険は自己負担しきれない高額の補償を避けるために加入します!!
自己負担できる低額の補償は保険を使わないことも選択肢です!!