【高齢者ドライバー事故多発】事故軽減と保険料
高齢者事故
最近高齢者の運転する交通事故が多発しています!!
事故を軽減する装置や保険での対応が出ています!!
交通事故の死傷者は減少しています。
警視庁の資料では、以下のようになっています。
- 平成15年の死傷者数は約8,000人
- これが平成24年には約4,400人に連続的に減少
- 高齢者(65歳以上)の死亡者は平成15年の約40%から24年には51.3%に増加
今までは、交通事故に巻き込まれた高齢者が注目されてきましたが、最近高齢者の運転事故が多発し、被害者から加害者に注目が集まっています。
平成28年10月20日からの1週間でも、以下の事故が報道されています。
- 10月20日、兵庫県の中国自動車道で70歳の男性が20km逆走(幸いにも事故にはならず)
- 同日、福岡県うきは市で77最女性の運転する車が病院の正面玄関に突っ込む(けが人なし)
- 10月21日、東京八王子で75歳の運転する車が追突し、12人がけが
- 同日、福岡県柳川市で70歳男性の運転する車が水路に転落し病院で死亡
- 10月22日、愛媛県今治市で81歳の運転する車が72最女性をはねて死亡させる
- 同日、広島県三原市で80最女性が川に転落し軽いけが、女性はブレーキとアクセルの踏み間違いと話す
- 10月24日、福井県おおい町で79歳の男性の運転する車が逆走し大型トラックと衝突し死亡
複数のものに注意することが年齢とともに遅れることが高齢者ドラーバーの事故原因と言われます。
見逃したり遅れたりすることが事故につながっていきます。
事故の例として、75最女性の運転する車が交差点で右折しようとしていて、前の車が動いたのでそのまま続いて右折した所、対向車に気づかず衝突し歩道にいた高校生を巻き込む大惨事になりました。
前の車について行くことに気が取られ、対向車への注意が出来ないことで発生しました。
高齢者の事故の60%は、多方面の注意が必要な交差点で発生しています。
最近注目されている原因としてブレーキとアクセルの踏み間違いがあります。
アクセルをブレーキと間違えると、止めなければならないと思いブレーキと間違えたアクセルを強く踏み、車が更に加速して事故を発生します。
自動運転が注目されていますが、自動運転車の発売は、早くて2020年頃(それでも高速道路が対象)と言われています。
しかし、自動ブレーキは欧州車を中心に整備され、日本でも装着されるようになりました。
現在(昭和28年)販売中の自動車の多くには自動ブレーキが装着されています。
自動ブレーキの装着されている車(軽自動車を含む殆どの新車)は約4割と言われており、多くの車にはまだ未装着の状態です。
ホンダNボックスのシティブレーキアクティブシステム(低速域衝突軽減ブレーキ+誤発進制御機能)を例に取ると以下になります。
- 約時速30km以下での前方車両との衝突回避・軽減
- アクセルペダルを踏み込んだ場合の急発進の防止(MT車を除く)
自動車用品販売のオートバックスは、アクセルとブレーキを踏み間違えて車の急発進を防ぐ「ペダルの見張り番」を来年(平成29年)1月5日から発売します。
停止時や徐行時にアクセルを強く踏み込んでも電子的に制御して加速を抑え、ブレーキとアクセルを同時に踏み込むとブレーキを優先する機能も備えていると言うことです。
費用は、装着費込みで3万9999円です。
自動車メーカーも周囲の障害物を検知したら加速を抑える機能を備えた車を販売していますが、未装置の車を運転している人には朗報です。
自動車保険料を決める基となる損害保険料率算出機構は、平成30年(2018年)1月から自動ブレーキ搭載車の保険料を9%やすくする制度を導入する予定です。
先進安全技術の取込に保険料を下げて普及を促す制度です。
事故の減少
ここ数年で自動ブレーキ搭載車が普及して行くと予想されます!!
保険料も軽減し未装着車が減り事故が軽減されると良いですね!!