【自動車保険】事故の減少で2018年から保険料値下げに!!
保険料
損害保険料率算出機構でだす基準「参考純率」で決まります!!
事故の減少で「参考純率」が下がり保険料も値下げされます!!
損害保険料率算出機構は、損害保険会社を会員として法律で設立された法人です。
会員の保険会社から事故に関するデータの提供を受けて火災保険、損害保険、自動車保険の保険料の基礎となる「参考純率」(自賠責保険と地震保険は「基準科料」)を決めています。
自賠責保険料は保険会社で共通ですが、任意保険料は「参考純率」を基に各自動車保険会社の判断で保険料を決めているので保険料は自動車保険会社により変わります。
自動車保険会社の事故データが減少しているので2018年の「参考純率」が平均して8%程度下がることになり、保険料も値下げされます。
さらに、自動ブレーキを搭載した自動車の「参考純率」を2018年から9%割引くことも決めており、自動ブレーキの普及が進みそうです。
「参考純率」は、自動車の型式で変わります。
型式は、あまり馴染みがないのですが自動車の車名やエンジンの種類などを表す記号で、車検証の型式欄に記載されています(ハイフォンの右側の部分です)。
普通自動車や小型自動車の任意保険料は、型式で設定された型識別料率クラス(9段階)で決まり1段階で約2割程度高くなり、最大で4倍ぐらいの差になります。
例えば、普通乗用車の平均的な保険料年額7万5千円ぐらいでは、約1割7千円ほど値下げになりそうです。
加入が義務付けられている自賠責保険料は、今年(2017年)4月から、平均6.9%値下げされることが決まっています。
交通事故による死者数は、1970年がピークで約1万7千人でした。
その後減少し1979年には、8千人強に減少しましたが、その後2000年までは増加し、2015年には約4千人(2014年に比べ4人増加)になりピークの1970年に比べ約4分の1に減っています。
死亡者がピークの1970年の自動車事故数は約71万8千件ですが、自動車事故のピークは2004年の約95万2千件で、これが2015年には約53万6千件に減少しています。
自動ブレーキを搭載した新車販売が増えており、事故数や死亡者数が今後も減少していくと期待されます。
任意自動車保険料(国内11社平均)は、2016年で2兆8565億円になり前年に比べ2.5%増えています。
対物・対人無制限の契約は多く、対物での無制限は94.4%を占めています。
少ない会社で75.5%、多い会社は100%になっています。
人身傷害保障保険をつけるケースが増えていて2016年度で90.9%(最小で76.1%、最大で97.5%)がつけています。
対人・対物無制限と人身傷害保険は、必須になっています。
保険料
自賠責保険料は今年から、任意保険は来年から安くなります!!
自動ブレーキ搭載車は来年から安くなり普及が進みそうです!!