【保険料の値下げ】2018年から始まるASV割引
ASV割引
2018年から先進安全自動車「ASV」割引が始まります!!
衝突軽減ブレーキ(AEB)の普及で保険料の割引が進みます!!
自動車保険の保険料は高齢ドライバーが増えたり部品の価格が高くなったりしたなどで2015年まで値上げが続いてきましたが、2016年からは値下がりが始まり2018年には大手損害保険各社とも値下がりになる見通しです。
新聞報道によると2018年1月あるいは3月から、以下の保険料の値下げ(平均)が予定されています。
- 東京海上:3%
- 三井住友海上:3%
- あいおいニッセイ同和:3%
- 損保ジャパン日本興亜:2%
保険料の値下げになるのは自動車への衝突被害軽減ブレーキ「AEB」などが普及し、安全性能が向上し事故率が改善し保険会社の収支が改善していることによります。
最近販売されているほとんどの新車で衝突軽減ブレーキなどの安全装置を装着した先進安全自動車「ASV」の普及が進み今後も保険料の割引が進みそうです。
先進安全自動車の普及は事故を減少させ、保険料を引き下げることで、さらに普及が進み良いサイクルになりそうです。
自動車保険会社は、以下の保険料の合計で決まります。
- 保険金の支払いに充てる純保険料
- 保険会社の事務経費等の付加保険料
付加保険料は保険会社ごとに決まりますが、純保険料は金融庁が保険会社に提供する参考純率をもとにして決まります。
2016年から検討が始まったASV割引が2018年から適用開始になります。
以下のASV割引が適用されます。
区分 | 自家用普通・小型乗用車 | 自家用軽自動車 |
---|---|---|
割引対象 | AEBを装着する発売後3年以内の型式 | AEBを装着する全型式 |
割引期間 | 方式発売開始後3年間 | 期間制限なし |
割引率 | 一律9% | 一律9% |
軽自動車は現在型式がないのですが、2020年1月までに軽自動車も型式別料率クラス制度の導入が検討されていて、導入されると軽自動車も普通・小型乗車と同様になります。
AEB(衝突被害軽減ブレーキ)は、自動車走行時に車載コンピュータが走行方向の監視を行い、前方車両への接近や障害物を感知すると音声で警告を発し、衝突をすると判断されると自動でブレーキをかけ被害の軽減を図る装置です。
最初にAEBが搭載されたのは、2003年6月に発売されたホンダ「インスパイア」です。
AEBの多くは、カメラとミリ波レーダーで歩行者を含む障害物や前方車両を認識します。
- カメラは、歩行者などの障害物の認識
- ミリ波レーダーは、反射波の時間差や強度などから距離や相対速度を認識
2017年11月時点でASV割引を行うのは、以下の自動車保険会社があります。
- 東京海上日動
- 損保ジャパン日本興亜
- 三井住友海上
- SBI損保
この保険会社以外もASV割引を始めると考えられるので、AEB装置を装着している自動車(ほとんどの新車)を購入する方は、加入時に確認してください。
ASV割引
自家用の普通・小型・系四輪が割引の対象です!!
自家用普通・小型車は3年間の制限があります!!