【高齢者ドライバー】認知症と運転免許
認知症
2025年には5人に1人が認知症になると予想されています!!
高齢になった時に運転し続けるかは誰でも判断が求められます!!
認知症と運転免許
現在のところ認知症と診断されても交通違反がない限り免許の取消にはなりません。
現在で運転免許の取り消しになるのは、以下のケースです。
- 75歳以上の後期高齢者講習で「記憶力・判断力が低くなっている」と判定
- 更新の前後で信号無視や一時不停止などの特定の交通違反がある
- 上記2つが重なると専門医の診断を受け認知症と診断されると免許取消
後期高齢者で信号無視や一時不停止などの特定の交通違反をした時にのみ免許の取消の可能性があるだけで、認知症の方の車の運転の対策はこれからですが時間が迫ってきています。
高齢運転者の気持ち
日常生活で車の運転の必要性により判断は、分かれます。
大都市圏の都心部であればなくても良い方は多いと思われますが、大都市圏の郊外でも以下により必要と考える方は多いと思われます。
- 自宅が高台にあり自転車や徒歩では荷物を運びにくい
- スーパーが遠くにあり車で行きたい
- 歩行に難があり車で移動したいなど
田舎に住んでいるとクルマの必要性は、高まります。
クルマを運転する人には車と運転が好きな方も多く、このような方は免許を手放すことは生きがいを失い事にもなり困難です。
認知症の疑いが生じた時に運転をどうするかの朝日デジタルのアンケートでは、以下の様な解答になっています(数値は%です)。
対応 | 60代 | 70代 | 80代 |
---|---|---|---|
支障のない限り運転を続ける | 12 | 5 | 11 |
必要最低限の運転に留める | 12 | 5 | 11 |
一切の運転をやめる | 52 | 74 | 56 |
その他・分からない | 3 | 0 | 11 |
アンケートでは、一歳の運転をやめるとの回答は70代で74%から80代では56%に減っています。
原因は分かりませんが、以下が考えられます。
- やめると回答した高齢者が実際に運転をやめてしまい、やめない高齢者が残った
- 支障がない限り運転を続けたいとその他・分からないの解答が増えて迷っている高齢者が多い
家族の責任
認知症の人が車を運転して事故を起こした場合、家族に責任が問われるかについての判例はないようです。
認知症の高齢者の鉄道事故でJR東海が起こした家族への損害賠償請求は、2016年3月最高裁は義務がないとの判断し確定しました。
認知症
鉄道と車は違いますが家族に責任が問われるのはレアケースです!!
実際に事故が起こると大変ですので車の運転をやめましょう!!