【エコカー】ワイヤレス(無線)給電
電気自動車の充電法
ワイヤレス給電は、スマフォ充電で実用化されています!!
自動車でもワイヤレス給電の技術開発が進んでいます!!
ワイヤレス給電
ワイヤレス給電は、電源から無線で電気を供給する方法です。
スマフォでは、ドコモ、au、ソフトバンクからすでに販売されています。
現在はスマフォのワイヤレス充電で実用化されている電磁誘導方式が先行していますが、より効率的な電解結合方式が日本で技術開発されています。
電磁気誘導方式
2つの隣接するコイルの1つに電流を流すともう一つのコイルに電流が流れる現象です。
例えば、PASMOやSuicaに電池がないのはこの現象を利用して電気の給電を受けているからです。
電解結合方式
送電側と受電側にそれぞれ電極を設置し、近づいた時に発生する電界を利用して送電する技術です。
2010年6月に村田製作所で発表され同年10月には評価キットが発売されました。
電源とケーブルをつながないワイヤレス給電の利点を生かして、子供向け玩具に利用されているそうです。
比較
電磁気誘導方式と電解結合方式の比較を下表に示します。
比較項目 | 電磁気誘導方式 | 電解結合方式 |
---|---|---|
主技術開発 | 米国 | 日本 |
生産コスト | 電解結合方式より高価 | 電磁気誘導方式より安価 |
施設コスト | 電解結合方式より安価 | 電磁気誘導方式より高価 |
電流の経路 | 地面と自動車のコイル間で給電 | 道路からタイヤを通して直接モータに給電 |
効率 | 電解結合方式より効率が低い | 電磁気誘導方式より効率が高い |
バッテリー | 連続送電できないので必要 | 連続送電できるのでなくても可 |
電磁気誘導方式は、送電コイルが道路に固定されるのでバッテリーが必要です。
電解結合方式は、連続送電なのでバッテリーがなくても走行できます。
しかし、全国の道路に送電線路を埋め込むことはできないので送電線路から離れると給電できなくなり、バッテリーが必要になります。
この点から、電解結合方式は、走行路の決まった空港、路線バス、工場など利用されると思います。
2015年には、小型の電気自動車を時速30kmで走行する実験が始まります。
電気自動車の充電法
日本の方式は架線のない市電・都電・トロリーバスのイメージです!!
どの方式もEV車の欠点の充電が不要になり普及に期待できます!!