【電気自動車(EV)】中国がガソリン車禁止へ世界でEVシフト
エコカー
電気自動車(EV)と燃料電池車(FCV)が期待されています!!
ガソリン車販売停止や米国ZEV規制でエコカーが普及します!!
日本では、電気自動車よりも燃料電池車が期待されていますが、世界(欧米や中印)では電気自動車が先行しています。
エコカーについて、最近の記事で以下を紹介しています。
- 【トヨタミライ】市街地を走行
- 【エコカー】日本はFCV整備が遅れPHVへ
- 【エコカー】EV(電気自動車)の電力の供給方式
イギリスとフランスは、2017年7月、2040年までにガソリン車とディーゼル車の新車販売を禁止すると表明しました。
中国も同年9月、ガソリン車とディーゼル車の新車販売を禁止する方針で導入時期の検討に入ったとのことです。
米国カリフォルニア州ZEV規制と同様に、中国も2018年から一定割合のエコカーの生産を義務つけるとのことです。
インドも電気自動車を優遇する税制を2017年7月から導入しました。
電気自動車(EV)とプラグインハイブリッド車(PHV)等のエコカーの生産台数は、2016年約200万台に達し、その中で中国が65万台で56万台の米国を追い越し世界一の普及国になりました(HVは2015年で159万台、日本での販売が過半数を占めます)。
世界でEVが期待されるのは、以下の理由があります。
- 大気汚染の深刻化への対応、特に中国やインドなどの新興国
- フォルクスワーゲン社の排ガス不正問題による脱エンジンの機運
- 排ガスを減少するHVでは日本メーカーに競争できないので一気にEV化など
期待されるEVですが、世界の新車販売の1%にも達していません。
EVの普及に、以下に示す課題があります。
- 走行距離が長くて400kmと短い
- ガソリン給油が3分に比べEVの充電は30分と長い(FCVは3分程度)
- 電池の寿命が4年ぐらいと短いなど
現時点では、HV・PHVに比べEVの普及は無理と考えられますが、世界のEV化の伸展は「必要は発明の母」(発明家エジソンの言葉として知られますが、最初に使ったのはガリバー旅行記のジョナサン・スイフトです)と言われるように技術開発(特に米国、中国)が期待されるからのようです。
新型iPhoneの発表が明日(2017年9月12日現地時間)になり、新機能の一つとして無線充電が期待されています。
無線充電は古くから研究されているテーマで、電気自動車についても実証実験の時期になっています。
道路で無線充電が実現すると走行距離と充電の問題は解決され、自動車販売価格にもよりますが一気に普及すると予測できます。
日産自動車が新型「リーフ」を国内で10月2日に発売すると発表しました。
1回の充電で走行距離は、従来の1.4倍の400kmとのことです。
世界のモナエコカーを下表に示します。
メーカー | 最低価格 | 走行距離 |
---|---|---|
日産「リーフ」 | 315万円 | 400km |
テスラ「モデル3」 | 385万円 | 354km |
GM「ボルトEV」 | 412万円 | 383km |
BMW「i3」 | 509万円 | 390km |
トヨタ「PHV」 | 326万円 | EV走行68.2km |
電気自動車の走行距離が300〜400kmになり、走行距離が短い課題はある程度解決して実用性が高まっています。
現状では走行距離の長く(ガソリン時)同価格帯のPHVに有利と思われますが、技術開発によりコストの安い電池が開発されるとエンジンのない分製造コストが安くなると期待されるEVが有利になる可能性があります。
エコカー
ガソリン車の販売禁止国が広まりEVに期待が集まっています!!
EV普及には課題がありますが技術開発で解決に期待してます!!