【軽自動車】事故相手先に賠償する任意保険
自動車保険
高額化する賠償額に対応できるのは任意保険です!!
事故相手先へ賠償するのは対人賠償保険と対物賠償保険です!!
高額化する賠償額
自賠責保険の保険金額を算定する「損害保険料率算定機構」の平成23年度データによると以下の高額判決が出ています。
項目 | 内容 |
---|---|
認定総損害額 | 52,853万円 |
裁判所 | 横浜地裁 |
判決年月日 | 2011年11月1日 |
事故年月日 | 2009年12月27日 |
被害者性年齢 | 男性41歳 |
被害者職業 | 眼科開業医 |
被害 | 死亡 |
一方、物損事故の場合ですが、最高額は、以下の通りです。
項目 | 内容 |
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認定総損害額 | 26,135万円 |
裁判所 | 神戸地裁 |
判決年月日 | 1994年5月29日 |
事故年月日 | 1985年5月29日 |
被害物件 | 積荷(呉服・洋服・毛皮) |
自転車保険も高額な判決が出ています。2014年3月8日の日本経済新聞の記事による最高額は、以下の通りです。
項目 | 内容 |
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認定賠償額 | 約9,500万円 |
判決年 | 2013年 |
裁判所 | 神戸地裁 |
被害 | 小学5年の男児が三歩中の女性と衝突。障害が残るけがを負わす |
自賠責保険は、自動車事故により相手方が死傷した場合の賠償責任をカバーする保険です。
相手の自動車や建物などの物損や自分自身のけがへの補償は含まれません。
また支払われる保険金については、相手の傷害、死亡、後遺障害、それぞれについて限度額があります。
自賠責保険だけでは、十分な保障ができません。
任意保険の種類
任意保険は、いくつかの保険がセットされたかたちで一つの自動車保険としてなりたっています。
特約なども含めると非常に多くの保険がありますが、主な保険には以下のようなものがあります。
複数ある保険で事故相手先への保障を行うのは、
- 対人賠償保険
- 対物賠償保険
です。
対人賠償保険
対人賠償保険は、自動車事故により他人を負傷させたり死亡させたりして、治療費や慰謝料などの損害賠償責任を負った場合に保険金が支払われる保険です。
支払いが必要な賠償額のうち、自賠責保険の限度額を超えた部分を補償します。
- 過失割合に応じて被保険者が負った損害額を補償する(契約した保険金額の範囲で)
- 自賠責保険の限度額を超えた部分を補償する
- 被害者が複数の場合は、一人につき契約した保険金額まで補償する
- 被保険者や運転者、その家族等が被害者の場合は補償しない
対物賠償保険
自動車事故により他人の自動車や家、物などを壊してしまい、修理代などの損害賠償責任を負った場合に保険金が支払われる保険です。
壊してしまったものには信号機や電柱、ガードレールなども含まれます。
- 他人の財物に与えた損害を補償する(設定した保険金の範囲で)
- 壊した物が複数の場合でも、一回の事故で補償するのは契約した保険金額まで
- 被保険者や運転者、その家族等の財物は補償しない
運転者が自分の物を壊した場合には、対物賠償保険では補償されません。
たとえば、自分の家の車庫に車を入れようとして、自分の家の塀や車庫にぶつけてしまった場合などは、その修理代は補償されませんのでご注意ください。
事故相手先への保障
事故で相手先を保障するのは、対人及び対物賠償保険です!!
対人及び対物賠償保険の保障額は、無制限が必須です!!