【トヨタ自動車】つながるクルマを保険に活用
自動車保険
トヨタは、あいおいニッセイとテレマティクス保険を共同開発!!
クルマから得たビックデータから安全運転を初めて保険に活用!!
トヨタ自動車は、2017年11月8日、安全運転の度合いに応じて保険料を割り引く保険をあいおいニッセイ同和損保と共同で開発したと発表しました。
あらゆるものがネットにつながるIoT(Internet of Things)でクルマから得たビックデータを分析して安全運転のスキルを評価して、保険料に反映させる初めての保険です(自動車会社を介さないでスマホなどでデータを収集・送信し、安全運転を評価して保険料に反映する自動車保険はすでに発売されています)。
ビックデータの活用が世界的に注目されている中で、走行データを初めて保険に適用することで注目されます。
トヨタ自動車と提携したあいおいニッセイ同和「つながる保険」については、以下で紹介しています。
IoTは、すべてのモノがインターネットにつながることを示します。
- モノ(この場合は自動車)からセンサーで情報を取得
- 取得した情報をインターネットでセンターのデータベースに送信&蓄積
- 蓄積された膨大な情報(ビックデータ)をシステム(AI等)で分析
- 分析結果を新サービス(今回は保険)に活用して人にフィードバック
トヨタ自動車は、2016年4月にIoTを使ってすべての自動車をICT(情報通信技術)装置として機能する「コネクテッドカー(つながるクルマ)」に変えてクルマ作りを変えたり、新しいサービスを提供していく「カンパニー」を設立しています。
2020年までには、日本と米国で発売するほとんどのクルマに標準搭載する計画とのことです。
開発したのは、クルマから送られてくるアクセスやブレーキ操作、急ブレーキや急発進、速度などのデータを分析して安全運転をしているかどうかを100点満点で評価し、毎月の点数と走行距離によって保険料の割引率を変える保険です。
この保険では、保険料を基本保険料と運転分保険料に分けて、安全運転の点数は運転分保険料に反映されます。
運転分保険料の最大割引は80%になりますが、基本保険料には反映されないので保険料全体では9%の割引になるそうです。
ドライバーは、スマホアプリで安全運転の点数を確認でき、月単位の得点や今月の保険料などを確認できるほか、運転のアドバイスも得ることができるそうです。
安全運転の履歴情報を見ることができることは、さらなる安全運転の励みになり、安全運転の継続や事故の減少が期待できます。
この保険は、2018年1月以降「レクサス」ブランドの新車を対象に販売し、「トヨタ」ブランドでは2018年夏以降に発売される「クラウン」から順次対象車種を広げていく予定とのことです。
現在世界の自動車産業では「EV」と「シェア」が注目されていますが、自動運転が完成するまでIoTを活用した安全運転も注目されます。
そして、自動車保険は、テレマティクス保険が注目され、増えていくと予想されます。
自動車保険
安全運転により保険料を下げるテレマティクス保険が注目されます!!
専用機器からスマホアプリ、さらにはIoTと進歩していきそうです!!