【自動車保険】事故を起こすと保険料が上昇
保険料
事故を起こすと保険料が3年間上昇します!!
事故対応で大変ですが保険料も上がります!!
自動車保険の保険料の決まる要素に等級制度があります。
- 等級制度は基本保険料の割引(3等級までは割り増し)を決めます
- 等級には1等級〜最高20等級まであります
- 初めて自動車保険に加入すると6等級(19%割引)から始まります
- 事故がないと1年ごとに1等級上昇します(20等級が上限)
- 事故で保険を使うと3等級下がり元に戻るのに3年かかります
例えば、20等級で事故を起こすと63%の割引が以下のように変わります。
- 初年度:17等級に下がり割引率は38%
- 次年度:18等級に上がり割引率は40%
- 3年度:19等級に上がり割引率は42%
- 4年度:元の20等級に戻り割引率は63%
事故で保険を使うと上記のように3等級下がり、3年間保険料は高くなります。
保険料を比較するため、以下の自動車保険を例に取ります。
- 契約者:事故なし20等級の52歳ゴールド免許
- 自動車:新車・エコカー割引のあるトヨタ・アクア
- 運転者:最も安価な35才以上、本人・配偶者限定
- 対人・対物保障:無制限
- 対物全損時修理差額費用特約:付加
- 人身傷害:500万円(車外事故特約付加、入院定額給付10万円)
- 車両保険:200万円
以上の契約内容の場合、事故の有無により3年間の保険料は以下のように変わります。
- 無事故:等級が変わらず3年間の保険料は約18万5,000円
- 事故有:等級が17等級に下がり3年間の保険料は約29万7,000円
- 事故有:3年間で約11万2,000円保険料の支払いが増加
事故に備える自動車保険なので、事故で自動車保険を使うのは当然ですが、3年間保険料が高くなるので相手への交渉が必要ない小さな自損事故の場合は、保険を使わない方がお金を節約できるケースがあります。
事故をおこすと通常3等級下がりますが、事故内容により変わります。
以下の事故の場合は、等級が変わらず翌年度1等級上がります(上限20等級)。
- 人身傷害や搭乗者傷害保険のみの支払(当人に事故責任なし)
- 自動車事故弁護士費用のみの支払い
- 原付バイク事故でファミリー特約の使用(当人に事故責任なし)
以下の事故の場合は1等級下がり、翌年元の投球に戻ります。
- 自動車盗難による車輌保険金の支払い
- 台風・洪水による車両保険金の支払い
- 落書き・いたずら・窓ガラス破損による車両保険金の支払い
ノーカウント事故と1等級ダウン事故以外で保険金が支払わられる事故は、3等級ダウン事故になります。
自損事故で自動車に小さな傷がついた場合でも、保険を使うと3等級ダウン事故になりケースによりますが保険金より保険料の増額が大きくなる場合があります。
車輌保険をつけるかどうかで保険料は大きく(2割から4割ぐらい)変わります。
新車や高級車で事故に遭うと修理費が高額になるので、車両保険が必要になります。
車両保険は修理あるいは新車購入費用を保険金で全額賄うのではなく、契約時の自動車の時価になります。
自動車の時価は10年程度で無くなるので、古い(10年近くの)自動車には車両保険は不要になります。
自動車保険
事故で等級が3等級下がり元に戻るのに3年かかります!!
小さな自損事故は保険を使わないことも一つになります!!