自動車事故の実態
交通事故データ
自動車保険で必要な保険や補償額を考えるにあたって、まずは交通事故の実態を確認しておきましょう。
ここでは、交通事故の統計データとして、警察庁交通局発表の「平成25年中の交通事故の発生状況」からいくつかの事故データを紹介します。
なお、この統計上の「交通事故」とは、道路交通法第2条第1項第1号に規定する道路において、車両等及び列車の交通によって起こされた事故で、人の死亡又は負傷を伴うもの(人身事故)をいいます。
交通事故の発生状況
1年間の交通事故の発生件数は、約63万件にものぼります。
その内訳は、死亡事故が4,278件、重傷事故が42,361件、軽傷事故が582,382件となっています。
交通事故による死傷者数は785,867人です。
その内訳は、死亡者数が4,373人、重傷者数が44,547人、軽傷者数が736,947人となっています。
このような事故の当事者となった時のために自動車保険が必要となります。
年齢別の死傷者数
交通事故による死傷者数を年齢層別にみてみると、死者は65歳以上の人数が非常に多くなっています。
また負傷者は、30歳代から40歳代が最も多く、次が16~24歳、65歳以上となっています。
自動車乗車中の死傷者
自動車乗車中の事故による死傷者数は、511,654人です。
その内訳は、死亡者数が1,415人、重傷者数が12,526人、軽傷者数が497,713人となっています。
自動車運転中のこのような死傷に備える保険として、搭乗者傷害保険や人身傷害保険があります。
車種別の事故件数
車種別の事故件数をみると、自家用普通乗用車が283,966件で全事故の45.1%を占めています。
また自家用軽乗用車は152,809件で24.3%を占めています。
両方を合わせると事故の69.4%となり、交通事故のうち自家用乗用車の占める割合が非常に高いことがわかります。
自動車を運転するということは、誰しもこのような事故にあう可能性があるということです。
万一の場合に被害を与えた人に賠償したり、自分や家族のケガに備えたりするために自動車保険への加入は必須といえるのではないでしょうか?