【自動車保険】自動運転に保険を適用
自動運転
人が乗車して走行するバスで実証実験が秋田県で始まりました!!
改造電動カートで公道を回るサービスも輪島市で始まります!!
ハンドルやブレーキを自動車が自動操作する自動運転車の開発が進んでいます。
前回「【自動運転】交通事故減少など自動運転への期待」で示しているように、自動運転への期待が高いのですが、一方で不安も感じられます。
東京海上日動火災保険は、2017年4月から自動運転中の事故を自動車保険に適用(補償)すると発表しました。
自動車保険の適用は、不安を和らげるように思えます。
自動車運転を対象とした保険は、日本初となります。
この実験は、秋田県仙北市で2016年11月13日に行われました。
公園などの敷地内での実験走行は各地で行われていますが、公道での実験は初めてとのことです。
- 実施会社:ディー・エヌ・エー(DeNA)
- 実験道路:田沢湖沿いの剣道約400メートル
- 試乗者: 山本幸三地方創生相など関係者や市民60名(乗車数は1回12名)
- 最高速度:時速約10キロメートル
- 実験バス:運転席や運転装置のないフランス製自動運転バス「ロボットシャトル」
速度が遅いこともあったのかもしれませんが、試乗者の感想は良好なようです。
ロボットシャトルは、小型バスと変わらない形状をしていて実運行になっても乗車しやすいようです。
ゴルフ場の電動カートを公道で走行できるように改造して、輪島市の市街地を回るサービスが2016年11月5日から始まりました。
このカートは、4人乗りでヤマハ発動機が開発し、軽自動車のナンバーを交付されています。
現在の道路交通法では、無人運転が認められていないので運転手が乗車し緊急時の操作を行います。
運転手が乗車しての自動運転なのですが、自動運転が近づいていると言えます。
輪島市は人口約27,000人の約43%が65歳以上の高齢者で、バスやタクシーの公共交通機関減少しており、低床で乗りやすいカートで移動が容易になると期待されます。
運転手が乗車しないで呼び出しで乗車できるようになると、地方での足が確保され、高齢者等の移動が容易になります。
自動運転は、以下のレベルを経て開発されています。
- 第1レベル:加速・操縦・ブレーキの1操作を自動化 ⇒新車販売自動車の約4割に装備
- 第2レベル:加速・操縦・ブレーキの複数操作を自動化⇒日産自動車「セレナ」、米テスラ「モデルS」など
- 第3レベル:通常は自動運転で緊急時に運転者が対応 ⇒開発中で2020年ごろ実用化
- 第4レベル:運転者が関与しない完全自動運転 ⇒一般道での実用化時期未定
東京海上火災日動「自動運転無料特約」は、第3レベルまでを補償対象として、自動運転中の事故で保険金を支払うとのことです。
自動運転事故の救命に時間がかかると思われますが、運転者に保険金を支払い、先ず被害者を救済します。
- 自動運転中のシステムの誤動作での事故
- 自動運転車のハッキングでの事故など
自動運転
運転者が乗車しての自動運転の一部は直ぐにでも始まりそうです!!
地方での利便性が高まると同時に保険の適用で安心も高まります!!