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借りた車の運転「他車運転特約」と「1DAY保険」

借りた車の運転に、事故や故障が起きたらどうなるか心配があります。
必ず保険（自賠責保険だけでなく任意保険）に加入して運転しますが、２つの方法があります。

• 自動車保険（任意保険）に加入していれば「他車運転特約」
• 保険に加入して運転する「1DAY保険（短期自動車保険）」

「他車運転特約」は、自動車保険加入者が他人の車を臨時に借りて運転中の事故に借りた車を契約車両とみなして保険内容に応じた補償を受けられる特約で、多くは無償でついています。
補償の対象となるのは、普通・小型・軽四輪・普通小型軽四輪貨物４車種・キャンピング車の８車種です。

注意点として、車両保険がついていないと事故で車が破損しても補償がありません。
車両保険に入っていなくて、借りた車が新車や高価格自動車の場合は車両保険のついた「1DAY保険（短期自動車保険）」に加入して運転することを勧めます。

「他車運転特約」は、他人の車が補償対象になります。
帰省して、実家の車を運転する機会は多いと思います。
親や親族の所有する車であっても、別居していて生計を別にしていれば「他車運転特約」の補償対象になりますので、実家で親の車を運転しても「他車運転特約」の保障対象になります。

生計を共にしている同居親族の場合は、他人でなく補償対象になりません。
夫婦あるいは同居の親子で別々の車を所有するケースでは、自分の車以外も運転するならば、それぞれの車に運転者を加えておく必要があります。

レンタカーを借りると自動車保険が含まれています。
レンタカーで事故を起こした場合、自分の保険の「他車運転特約」を使うこともできますが、自分の保険を使うと翌年の契約からノンフリート等級が３等級下がり保険料が高くなることもあり、レンタカーの保険を使うのが基本です。

「1DAY保険（短期自動車保険）」は、１日など短期間加入する保険で車両保険もつけることができます。
この保険については、【短期自動車保険】家族や友人の自動車を運転するのに必須で紹介しています。

複数の同乗者が後退して運転する場合は、運転する可能性のある人は同時に加入する必要があります（割引があります）。

「オンデマンド保険」は、旅行、スポーツ、レジャーや所有物などに必要な時間だけかける保険です。
スマホの普及によりキャリア（ドコモ、ソフトバンク、auなど）と提携して簡単に加入でき広まっています。
「オンデマンド保険」には、以下に示すような種類があります。

• １日単位で加入する1DAY自動車保険
• ゴルフや登山などに「１日レジャー保険」
• ディジタルカメラを対象に１日３９円で修理費を保障する保険アプリなど

三井住友海上火災保険で発売する、スマホで必要なときに２４時間単位で加入できるオンデマンド型保険「1DAYレジャー保険」保険料と保障内容を下表に示します（上段がベーシックで下段がプレミアムです）。
スマホで簡単に加入でき、保険料はスマホの利用料金に加算して支払いできます。
この保険は、２０１８年４月２日から発売されています。

補償内容は、以下の通りです。

• ケガで傷害死亡保険金
• ケガで傷害入院時一時金（５日以上の入院）
• ケガで骨折時一時保険金
• 日常生活賠償保険金（本人のみ）
• ゴルフ用品保険金（免責額３,０００円）
• ホールインワン・アルバトロス費用保険金
• 救援者費用等保険金

レジャー全般について、参加者グループで加入すると以下の補償内容で１人３００円になります。

• 傷害死亡保険金：２００万円
• 傷害入院一時金：６万円
• 骨折時一時保険金：４万円
• 日常生活賠償保険金：１億円
• 救援者費用等保険金：１００万円

また、ゴルフについて幹事がまとめて加入すると以下の補償内容で１人３００円になります。

• ゴルフ賠償責任保険金（本人・ゴルフ場内）：３億円
• ホールインワン・アルバトロス費用保険金：５万円

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