事故対応
保険会社の事故対応
自動車事故があった場合は、現場でケガ人の救護や安全の確保、警察への連絡などの対応をするとともに、すぐに保険会社へ連絡をします。保険会社は連絡を受けると、事故対応や保険金の支払い処理などをしてくれます。
具体的には、事故処理のアドバイス、必要に応じたロードサービスの手配、示談サービス、保険金の支払処理などを行います。またこれらの対応は、必要に応じて全国にネットワークしている修理工場や弁護士などと協力して進めていきます。
それでは、いくつかの保険会社の事故対応体制の違いをみてみましょう。
事故の受付や対応状況
事故があったときの連絡、どの保険会社も基本的に24時間365日受付を行っています。ただし、連絡した時間帯などにより、受け付けはしても実際の初期対応は即日にできない場合があります。
事故対応の流れについては、各保険会社で大きな違いはありませんが、事故対応の担当者やネットワークについて、それぞれ特徴を出そうとしています。
※各社Webサイトの記載より抜粋(2014年11月)
事故の連絡を受けたら、すぐに初期対応をするという姿勢はどの保険会社にもありますが、夜間休日も動いてくれるという点においては、大手損保の方が対応が手厚いといえそうです。また事故対応の体制については、大手損保、ダイレクト損保に関わらず専任スタッフがチームを組んだり外部の弁護士や調査員などのネットワークを活用して行っています。
ときどき、大手損保は保険会社の担当が事故現場にすぐに来てくれるけど、ダイレクト型は来てくれないと誤解されている場合がありますが、実は大手損保であっても事故直後に現場にかけつけるというようなサービスは原則行っていません。しかしながら、大手損保の上位3社であれば、年間の事故対応件数が200万件にものぼります。その分、いろいろな経験が蓄積されていることは間違いなく、アドバンテージになるでしょう。
ただし、事故対応に関する体制・サービス内容については上記表をみてわかるようにダイレクト損保もそん色がないラインナップとなっています。
自動車保険の比較ポイントとして事故対応を見た場合、まずは大手損保にするかダイレクト損保にするかという比較になると思います。ありきたりな結論になってしまいますが、できるだけ安心感がほしいという方は大手損保に、そこまでこだわりがなければダイレクト損保の方が保険料のメリットが大きくなります。
また、クチコミサイトなどの評判をみると、大手損保や総合的に満足度が高い保険会社であっても不満の意見があったり、満足度がそれほど高くない保険会社でもとてもよかったという意見があったりします。事故対応は、保険会社の違いだけでなく、そのときの事故の状況や事故の相手がどんな人でどのような被害があったかによっても変わってくるものであることも理解しておきましょう。
※本ページは、対象とした損害保険会社のWebサイトの情報(2014年11月時点)を元に作成しています。