【自動車保険】等級の継承と中断
等級制度
1〜20等級まであり大きいほど保険料の割引が大きくなります!!
同居親族は等級を継承でき保険料を安くできるケースがあります!!
保険料の決まり方
例えば車両保険に加入すると事故や故障時の補償は充実しますが保険料は高くなります。
自動車の使用目的、補償内容あるいは自己の有無が同じでも以下により保険料が変わります。
- 運転者のノンフリート等級
- 運転者の年齢
- 運転できる(保険の対象になる)最低年齢
等級の継承
契約者または配偶者の同居親族は、等級を引き継ぐことができます。
親子間だけでなく、孫が祖父母の等級を引き継げます。
新規に自動車保険に加入すると6等級から始まりますが、等級を継承すると引き継いだ等級から始まり等級が高ければ保険料が安くなります。
- 年齢無制限(21歳未満も運転)で始めると28%割増(引継なし)
- 20等級を引継ぐと63%割引(無事故の等級引継)
21歳未満で初めて保険に加入すると28%の割増になりますが、20等級の保険を継承すると63%の割引になります。
保険料の試算
自分の等級を子供に引継、自分は新たに保険に加入します。
以下の例で保険料を試算します。
- 引継がせる人:55歳男性で20等級、所有車はプリウスで車両保険なし
- 引継ぐ人:20歳男性で初めて保険加入、自動車はプリウスを新規購入し車両保険200万円
- その他は標準的な補償内容
保険料を試算すると以下のようになります。
- 子供が等級を引継がない場合の月額保険料:45,940円
- 父親の20等級の保険料: 3,950円
- 等級を引継がない場合の親子の保険料の合計:49,890円
- 20等級を引継いだ子供の月額保険料: 13,700円
- 6等級から新規契約する父の月額保険料: 8,610円
- 等級を引継いだ場合の親子の保険料の合計: 22,310円
- 等級を引継いだ場合の親子の保険料の差額: 27,580円削減
子供が初めて保険に加入し同居していれば、保険料を大きく削減できます。
自動車運転を中断する場合
上の例では、以下になります。
- 55歳男性父親の20等級の保険料: 3,950円
- 6等級から新規契約する父の月額保険料: 8,610円
事情により運転を止めて、後日新規に加入すると6等級から始まるので保険料は高くなります。
運転を止めて、後日運転を再開する場合は、保険会社に申し入れて「中断証明書」をもらっておくと等級が変わらず引継げます。
引継制度
同居の子供や孫に等級を引き継ぐことができます!!
子供や孫が運転を始める場合には有利な制度です!!